本日はDiary of a Wimpy Kid(グレッグのダメ日記)で学べる英語表現をご紹介します。
diaryとjournalの違いだけをすぐに確認されたい方は、こちらをタップしてください。
Diary of a Wimpy Kid(グレッグのダメ日記)とは
Diary of a Wimpy Kidは、アメリカの子ども向け書籍シリーズです。
主人公であるグレッグ・へフリーが学校であったことが記された日記(日誌)についての物語です。
私はTOEIC 835点を持っているのですが、作品中にスラングや日常会話で使える自然な表現も多くて勉強になりました。
今回は、このストーリーの背景や文脈の説明もしながら、使える英語表現をご紹介します。
この文章、すぐに理解できますか?
First of all, let me get something straight: this is a JOURNAL, not a diary. I know what it says on the cover, but when Mom went out to buy this thing I SPECIALLY told her to get one that didn’t say “diary” on it.
DIARY of a Wimpy Kid
Great. All I need is for some jerk to catch me carrying this book around and get the wrong idea.
The other thing I want to clear up right away is that this was MOM’s idea, not mine.
But if she thinks I’m going to write down my “feelings” in here or whatever, she’s crazy. So just don’t expect me to be all “Dear Diary” this and “Dear Diary” that.
これは、”DIARY of a Wimpy Kid”の1ページにある文章です。
調べずに、全ての文章をしっかり理解できましたか?
簡単に要約すると、この本(物語)はdiaryではなく、journalだ!と主張しているページですね。
私は、単語自体は知っているけど、上記の文章を理解しきるまでにたくさん調べたり、英語話者の方々に質問しました!😇
少し笑える部分まで一発で理解しきれた方は、私以上に英語力がある方だと思うので、これ以上読んでいただく必要はありません。
- なんでこう言っているのかが分からない
- この部分ってどういう意味?
など、少しモヤモヤする部分がある方は、ぜひ最後までご確認ください。
理解するために必要な表現集
上記の文章を理解する上で、覚えておく必要がある表現をご紹介します。
・let me get something straight・・・私に整理させて、(理解があっているか)確認をさせて
・specifically…明確に、はっきりと
・clear up (something)…疑い・誤解を晴らす
・right away…すぐに、ただちに
少し形が違いますが、“let me get this straight“は、洋画やシットコムを見ていてもよく聞く表現です。
初めて聞く内容などで混乱しているときに「ちょっと待って。〜ってこと?」の「ちょっと待って。」に近いニュアンスなのかなと思います。
diaryとjournalの違い
この文章を理解する上で、知っておきたいのが「diaryとjournalの違い」です。
基本的には、いずれも「起きた物事を書くもの」で大きな違いはありません。
日本語にすると「日記」と「日誌」になると思いますが、なぜグレッグがjournalにこだわるのか?イマイチよく分からないですよね。
diaryとjournalには、下記のような細かい違いがあります。
diary…どちらかというと女の子が自分の感情や日常であったことを書くイメージ。
journal…どちらかというとよりフォーマルなイメージ。ロジカルがあって、「事実」を淡々と書く。
ちなみに、私が愛用しているHiNativeで下記の回答があったので、ご紹介します。
どの性別でもdiary・journalは書くことができるけど、強いていうなら上記のような違いがある。ということですね。
グレッグは、他の子に女々しいと思われるのが嫌だった
”DIARY of a Wimpy Kid”の話に戻ると、中学生のグレッグは、“diary”と書かれた本を持っていることがいじめっこたちに見つかることで「女々しい」と騒がれると思い「これはjournalだ。」と主張したかったということです。
中学生らしい考えで、なんだか可愛らしいですよね。
私も中高生のときは、持っているものや身につけているものに少し気を付けていたことを思い出します。笑
アメリカにも日本にも少なからず「スクールカースト」はあるということですね。
ちなみに、いじめられるだろうと思った上で、なぜ日記を持ち歩くのか?については2ページ目に記載があります。
これも夢見がちなグレッグの性格が垣間見れて面白い部分なので、ぜひ読んでみてくださいね。
英語には皮肉が多い話
シットコムやこういったコメディ要素の強い洋書を読んでいると特に感じるのが、「皮肉の多さ」です。
例えば、今回ご紹介したページでは下記が皮肉に当たります。
Great. All I need is for some jerk to catch me carrying this book around and get the wrong idea.
DIARY of a Wimpy Kid
”DIARY”なんて持ってたら、「いじめっ子に捕まってなんか言われる」という気持ちを皮肉っぽく言った部分なのですが、
直訳してしまうと主人公がドMなのかな?と思ってしまいますよね。笑
急にこういった皮肉をぶっ込んでくるので、児童書とは言えども、1回で笑えるようになるまではまだ少し時間がかかりそうです。
ちなみに、ドラマなどを見ていても、皮肉をいう前は”Great!”と付け加えることが多いです。
何度も英語字幕でドラマを見たり、洋書を読むにつれて、皮肉や笑えるポイントのパターンを見つけられるとよりコンテンツを楽しめそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
Diary of a Wimpy Kidは7 ~ 12 歳対象の児童書ですが、日常生活で使える表現や単語の細かいニュアンスを知ることができて意外と勉強になりますよね。
なお、ネイティブが話す「生の英語」に慣れていない方は、1ページを理解するのにかなり時間がかかると思います。
そんな方には、日本語版も用意しておくことをおすすめします。
最後までご覧いただきありがとうございました!
それではまた他の記事でお会いしましょう〜!
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